ブログ

ブログ Blog

介護保険

2021.9.28

介護保険概要

介護保険
介護保険概要

みなさん、こんにちは。代表の大山です。

前々回の”介護保険とは①“及び、前回の”介護保険とは②では介護保険が制定された背景や理念的な部分について説明いたしました。

今回は、介護保険を大まかにまとめた解説をしていきたいと思います。

介護保険について

介護保険とは、要介護状態または要支援状態となった人に対し、必要な介護費用の給付をしてくれる制度です。

介護保険を受けられる人

65歳以上で市町村の区域内に住所があり、要介護状態または要支援状態となった人(第1号被保険者)

40歳~64歳の健康保険加入者で、特定疾病(指定の16疾病)により要介護状態となった人(第2号被保険者)

要介護状態とはどのような状態か

身体上又は精神上の障害があるために、入浴、排せつ、食事等の日常生活における基本的な動作の全部又は一部について、一定期間にわたり継続して、常時介護を要すると見込まれる状態です。

要支援状態とはどのような状態か

要介護度の軽減や悪化の防止に特に資する支援(予防サービス)を要すると見込まれる状態。又は、身体上若しくは精神上の障害があるために一定期間にわたり継続して日常生活に支障があると見込まれる状態です。

介護保険ではどのようなサービスが受けられるのか
居宅サービス

訪問サービス(訪問介護、訪問入浴介護、訪問看護、訪問リハビリテーションなど) 介護従事者や医療従事者などが、自宅で暮らす要介護者・要支援者のお宅を訪問して、必要な介護や医療を提供するサービスです。

通所サービス(通所介護、通所リハビリテーションなど) 自宅で暮らす要介護者・要支援者が施設に通い、運動、食事、レクリエーションなどの他者交流、排せつや入浴などに必要な介護を受け日中を過ごすサービスです。

短期入所サービス(短期入所生活介護、短期入所療養介護など) 自宅で暮らす要介護者・要支援者が介護施設に短期入所して介護を受けます。

その他のサービス 居宅介護支援(ケアプラン作成事業)、福祉用具貸与、特定福祉用具販売、居宅療養管理指導、住宅改修費支給など

施設サービス

特定養護老人ホームによるサービス、介護老人保健施設によるサービス、介護療養型医療施設(介護保険適用老人病院)によるサービス、介護療養院によるサービスなど

地域密着型サービス

小規模多機能型居宅介護、夜間対応型訪問介護、定期巡回・随時対応型訪問介護看護、地域密着型通所介護、認知症対応型通所介護、認知症対応型共同生活介護(グループホーム)、地域密着型特定特定施設入居者生活介護、地域密着型介護老人福祉施設入居者生活介護など

詳しい内容は行政や地域包括支援センターの職員、ケアマネジャーなどに確認しましょう。

日常生活で困ったことが発生したらまずは相談

加齢や疾病により困ったことが発生したら、行政、医師、メディカルソーシャルワーカー、地域包括支援センター、ケアマネジャーなどに相談しましょう。困ったことを解決するための方法について教えてくれたり、必要な制度利用の手続きを行ってくれるはずです。

介護保険制度では得られた情報をもとに、利用者自らがサービスの種類や事業所を選択して契約を行います。最終的な決断は自分で行う事を覚えておきましょう。