介護保険制度導入の背景について

みなさん、こんにちは。代表の大山です。

アクロスでは主に介護保険事業を柱として、社会福祉活動を行っています。
その介護保険とはどのような制度なのか、どのように制定されたのか、今回から回を追って解説をしたいと思います。

まずは厚生労働省老健局の資料を引用して、介護保険制度の導入の基本的な考え方について説明します。

 

高齢化の進展や核家族化の進行、共働き世帯の増加など社会構造の変化により、高齢者の介護を社会全体で支え合う仕組みが必要となったわけですね。

介護保険以前の老人福祉は、行政が必要性を判断しサービスの種類・提供機関を決定する措置制度でしたが、2000年に介護保険が施行されたことにより、利用者自らがサービスを選択する選択利用制度となりました。

介護保険では自己決定による動機づけが尊重されます。ケアプランやサービス事業者の計画書は、必ず本人の同意が必要なのもそのためですね。

アクロスでももちろん、利用者本位・自己決定の原則を重視してケアを提供しています。