社会福祉
2022.1.29
コロナ禍とデジタル変革
コロナ禍とデジタル変革
みなさん、こんにちは。代表の大山です。今回は、コロナ禍におけるデジタル変革について考察していこうと思います。
コロナ禍で急激に進むDX(デジタルトランスフォーメーション)
最近よく聞くDX(デジタルトランスフォーメーション)とは、「進化したデジタル技術を浸透させることにより、人々の生活をより豊かなものへと変革する事」とされています。
コロナ禍で人と人が対面で会うのが難しくなり、ICTを利用した仕事(テレワーク、リモートワーク等)が普及してきました。また、会議や研修、コミュニケーションもZoomなどのツールで行う事が増えてきています。QRコードやクレジットカードを使用し、紙幣や貨幣を使わずに支払いができるキャッシュレス決済ができる店舗も増えていますね。
これらのICTの急激な浸透は、デジタル変革(DX)と言えます。
ICTとは何か
ICTとは、「Information and Communication Technology」の略称で、インターネットなど情報処理技術を利用したコミュニケーションを指します。
ITとの違い
以前から使われているITは情報技術そのものを指すのに対し、ICTでは人とインターネット及び、人と人が繋がる技術とされています。情報処理技術を利用し、コミュニケーションをとる事が重要だと考えられているのですね。
急激なデジタル化により取り残される人々
これらICTの普及は良いことばかりではなく、デジタル化に適応できる人々と、デジタル化に適応できない人々の格差を助長すると考えられます(デジタルデバイドと言う)。
例えば、パソコンスキルがありインターネット環境が整っていれば、感染症流行期でもテレワークにより在宅で仕事ができます。LINEやZoomを使用することにより、直接人と会わなくてもコミュニケーションが比較的楽に行えます。また、ネット通販を利用することにより、外出しなくても欲しいものを購入できます。そして、キャッシュレス決済のポイント付与により、お得に買い物もできるでしょう。
しかし、これらのデジタル変革についていけない場合、特にデジタル端末操作の苦手な高齢者は時代に取り残されてしまうかもしれません。
最後に
以上、デジタル変革についてネガティブなことも書きましたが、私はどちらかというとICTが好きな部類の者です。ちなみにアクロスでは、ICT化を進める部分と紙媒体やホワイトボードなどアナログで対応する部分を、状況に応じて使い分けています。
コロナ禍におけるデジタル変革だけに限らず、社会の変革が起これば取り残される人は必ず出てきます。
これらの時代から取り残された人、取り残されそうな人に対するアプローチは、官民連携で行う必要があると考えます。